キミと帰る道
俺は母さんと父さんの大切なモノを奪ったんだから。
まだ…幼かったのに。
いつも笑ってて、近所の人からも好かれてた。
いつもいつも俺にへばりついてきて。
年が離れてたと言うこともあるだろうけど。
本当に…仲がよかったから。
だからこそ、辛い。
そうでなくても、ものすごく辛いんだ。
俺は……本当に最低なヤツなんだよ。
俺はいろいろんな感情を抑えきれなくなりそうになって。
その写真から目を逸らした。