ユーレイくんの恋愛事情



「え…あたし?」


「そう!唯ちゃん、夏輝に誤解されたままでいいの?」




誤解されたままなんて…

そんなの…



「暁先輩、夏輝さんどっちに行きましたか?」



いいわけない!




「あっちの崖の向こうの方だよ」


「わかりました!」



あたしは、陸の腕をのけると走った。




夏輝さん…


あたしが好きなのはあなたです…




誤解してるなんて…




絶対ダメ!


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