それでもずっと、君を愛す。
輝く道と痛い棘++遥樹side++
屋上で昼飯を食うのが俺のいつもの日課で、今日も屋上の日陰になっている場所で休んでいた。
ーーーーガチャ。ギギギギギ…
うそ、誰か入ってきた…?
やべぇ…鍵掛けるの忘れてたっけ…
でも、普段ここ立ち入り禁止だし、誰も近寄らないはず。
……誰が入ってきたんだ?
見つからないように、影からそっと覗いた。
なんで…なんで長谷川が…
もしかして、誰かから呼びだされたのか?
色々噂されてたし…
半分、いやもっと、それ以上、長谷川が呼び出されたのは俺のせいだな…
なっさけねぇ、、
って、待てよ!なんでアイツのこと庇わなきゃなんねぇんだ?
この前の文化祭の話し合いの時だって…俺無意識にアイツのこと庇ってたし…
やっぱ俺最近おかしいのかな…
成績だってどんどん落ちてるし、昔っからいい視力も落ちてきてる…
まぁ、そんな気にしちゃいねぇけど。