幼馴染みと、異世界に

「ブルッ………じ、じゃあ詩音さん指、鳴らしてみてください」

………いきなり?

パチン。

「うわぁっ」

「……これ、どうすんだ」

「じゃあ……あそこにある蝋燭に移動させてみてください。フリスビーを手だけで投げるようなイメージでかまいません。」

わぁ…………っすごい!!

「消したいときはあれに手を伸ばし……あ、この位置でできますよ……手を円を描きながら……握る!」

すごい、消えた……!

「あれ、詩音のは精霊がでなかったわね」

「男の人は大体でないですね、体力が多いので」

「体力が少なかったら精霊がでるということか……」

「はい。男の人で出る人もいれば、女の人で出ない人もいるということです。」


「なるほど………」

サポート役ってことか……

「じゃあ体力が多い人で体力消耗しちゃってて残り僅か、ってときは?精霊でるのぉ?」

「………………そうですね………基本的にはそのときはまず魔法が使えないので出てきませんが強く魔法を使いたいと願うなら出てきます。ですが使うのはよっぽどのことがないと……最悪、命に関わります」


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