幼馴染みと、異世界に

「あぁ、昔の私がかわいそう………」

「あ、そう?じゃあ過去から持ってきましょうか」

「え!?い、いや、止めましょうっ」

「あらそう」

ちょっとやってみたかったり…………

「お前も充分いたずらっ子じゃねぇか」

詩音ほどじゃないわ。

「詩音の斜め上をついてるかもしれないわ……」

瑠璃止めてっ!そんなこと言われたら立ち直れないからっしかも微妙に辛辣っ

「…………………………まぁ落ち着け」

落ち着けないです。詩音の斜め上をつくなんて落ち着けるわけがないでしょう

「瑠璃さん、こういうときは‘‘森’’の力を使って美緒さんを落ち着かせましょう」

「えっ?えーっと………うん。やってみる」

な、なんか私の体がフワッと包まれてる感じが…………あ、なんか落ち着く………

「……え!?っちょ、これすっごい落ち着く!めっちゃ落ち着いた!」

「森の力ですっ」

めっちゃドヤ顔で言われた。なんかムカつく…………けどさっき瑠璃がやってくれたやつで心はそこまで荒ぶらない

「あぁ、森林浴みたいなもんか」

「はい。それをまぁ………もうちょっと簡単にしたものですね」

「それがあれば短気の詩音も落ち着くかしら」

「…………お前な。」

「……………ど、どうかしら……ね」

うん。苦笑いだけどやっぱり瑠璃はかわいい。さすがミスコングランプリ。お嫁に貰いたいわっ

「キモいからやめろ」

…………はい。


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