幼馴染みと、異世界に

行っちゃいますか


「力も試せてきていることですし……」

「神に会いに行っちゃいますか」

……………………………え?

「………行っちゃいますか?」

ちょ、軽くない!?

「………………軽いわね」

「だって神って人間だし」

……………………………は!?

「いやいや。人間だからって違うでしょ!?なんで人間だから軽いの!?」

「だって私のひいひいひいお祖父様ですし」

「………なるほど?」

「……………美緒ちゃん、ちょっとおかしいことに気付いて」

「…………え?……………………あぁ!!」

「おせえよ」

え、ちょっと待ってめっちゃおかしくない!?

「なんでひいひいひいお祖父様が生きてるの!?」

皆そんな長生きなのかな?

「神ですから。……ちなみに普通の人はそこまで長生きではありません」

……………………と、言いますと?

「神ですから何年も生きられるのです」

「…………はぁ。」

「ちなみに今何歳なの?」

「500何歳ですかね、数えるのめんどくさいんです」

まさかのめんどくさがり。

「でも………そろそろ寿命ですね、寿命、少しずつ減らされているんです」

「…………え?」

「シールドが弱くなってるのがその証拠です」

「そっ………か」

「まぁ、大丈夫です、次の神の候補はいますので」

「そう……」

「じゃあ、行きますか」

パチン
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