幼馴染みと、異世界に
…………………。えっと………

「………お祖父様、お祖父様」

「ふぁ……なんじゃあ」

「救世主の……タリアが来ています」

「………くぅ。」

「……………お祖父様、お祖父様」

「ふぁぁ。なんじゃあ」

「救世主のタリアが…………ってお祖父様…」

…………っていうのがずっと続いてるんだけど………

「………………はぁ……こうなったら美緒さん、お祖父様の中の時間だけ止めてください」

「……………え?そんなことできるの?」

「はい。神にやるので普通の人がやってもお祖父様の中の時間は止められないのですが神同様の存在の貴女ならできます」

「な、なるほど………」

「…………お祖父様、お祖父様……」

「ふぁぁ………なんじゃ?」

い、今かな?

「…………し、失礼します」

ふぅ……………

「時よ止まれ!」

「あ、スミマセン、言うの忘れてたのにちゃんとやってくれて」

「なにをしたんじゃ。全く眠くならんぞ」

あ、ちゃんと出来たのかな?

「お祖父様の中の時間だけ止めました。止めなかったら寝てしまうので」

「そうか。ところでなんじゃ?」

「タリアが来ました」

………………な、なんか言われるのかな
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