忘れない1ヶ月の恋
そうして、いつものように公園にいると人の気配を感じた。
月明かりに照らされて現れたのは、同い年くらいの少年だった。
「....先客が、いたみてぇーだな。
わりぃ、邪魔したな」
ぶっきらぼうな喋り方だった。
「別にここに来たならいてもいいのに」
「なら、遠慮なくいさせてもらう」
「....えぇ」
沈黙が訪れた....
静かな空間に響くのは虫の鳴く声
それと自分の息の音だけだ
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