だから、肉まん。〔短編〕


その笑顔は、まぶしいくらいにキラキラと輝いて見えた。



・・・どんだけ、肉まんを食べたかったんだろう。



私はエサを見て興奮する犬を想像し、思わず苦笑する。






コンビニに入ると、ふわりとあたたかな空気につつまれる。



寒い寒い外にくらべれば、ここはもう天国だ。




とはいえ、私は特に買いたいものもないので、フラフラと暖房のきいた店内をさまよう。




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