近未来少年少女



『ちょっとって………?』

ユキがリーダーの顔を覗き込んだ


『………………』


『わ、私が悪いの…
私があいつに余計な事言っちゃったから…』


カオリは泣きそうだった


『誰も悪くないよ。
だからこんな空気もうやめよう』


そうノリが言って、カオリの肩を叩いてなだめた


『でも…』


…………?


『でもリーダーこれだけは一つ言わせてもらう。
俺達はリーダーの事を信用している、だから一緒に居るんだ』


『……ノリ』


『俺達に言えない事があるならそれでもいい。
だけど…いつか話してくれるのを待ってるから』



…………………

…………



< 114 / 599 >

この作品をシェア

pagetop