近未来少年少女
クラスの奴らも進路という言葉を忘れるかのようにフリーチルドレンの世界に夢を膨らましていった
教室の床を見ると進路調査表の紙があちこちに落ちていた
俺は自分の進路の紙を手に取って
『ある訳ねーだろ…』と呟いた
確かにテンション上がる話しだけど………
俺にとっては二次元の世界
夢の国は所詮夢なんだよ
現実に存在しないから夢の国って言うんじゃん…
みんなが夢の世界に浸る中、俺だけ現実に戻った
『なんでー?きっとあるよ!』
まだ現実に戻れないカオリが身を乗り出した
『ねぇよ!なぁ?フク?』
俺は半笑いで話しを振った
『噂だからね…
…でももしあるなら行ってみたいよね』
大人にならなくていい世界か
まぁ…あるなら行ってみたいけど……
ある訳ねーよそんな世界
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……………