近未来少年少女
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………
五番街…四番街…を抜けて三番街
カオリの家に到着し、『送ってくれてありがとう』とカオリは言った
『いーえ、じゃおやすみ』
俺は軽く右手を上げた
『あっユウキ……』
別れ際、カオリが俺を呼び止める
『なに?』
『本当に…本当に今日はありがとう。気を付けて帰ってね、おやすみ』
パタンッ
家のドアが閉まった
…………………
なんだろこの感じ
俺の中に今までなかった何かが芽生えたような……そんな感じ
うーん、まぁ、いっか
今日この時の瞬間が、俺にとってまた何かの始まりだった事に気付くのは
もう少し先の事