近未来少年少女


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俺は色々考えながら必死に自分の記憶を辿っていた


だけど……全く記憶にない……

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気が付くとだんだん周りが明るくなってきた

携帯の画面を開いて、時計を確認すると朝方の4時


つーか俺寝てねーし…

そう考えると、だんだん眠気が襲ってきた


俺はとりあえず家帰って寝る事にした

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眠い目を擦りながら五番街に向かった

静まり帰った店通りを一人トボトボと歩く


完全に朝日が顔を出して、俺の頬を照らした

それがすごく暖かくて、それと同時に空を見上げた


無限に広がる青白い空

朝の匂い


何も変わらない一日の始まり方


でも、この世界は偽物の世界

俺はいつ元の世界に帰れるのかな……


いや、ここから出る事はできるのかな


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