近未来少年少女
日の光りが眩しくて、思わず目を細めた
その僅かな視界に映る朝日を背にして立つ少年
ドクン…………
少年は真っ直ぐ俺を見つめていた
眩しくて顔がよく見えない、だけど俺には分かっていた
この高鳴る鼓動が全てを教えてくれたから
ドクンー……
ドクンー……………
『………ミノル…』
俺は息を吐くように声を出した
少年はゆっくりと俺の方に向かって来て、
『久しぶりユウキ』
そう言って笑った
ドクン…ドクン……………
ドクン