近未来少年少女



そして俺達は八番街に入った、八番街はスポーツや体を動かすアトラクションの街

七番街はみんなで遊びに来たから知ってるけど、その先にはまだ行った事がなかった


俺は八番街の街並みを物珍しそうに見回した

スポーツやアトラクションの店だけあって建物の一つ一つがでかい


看板や色合いもカラフルで楽しそうな雰囲気だった


『おい、何ノロノロ歩いてんだよ?』

カシワギが遠くの方から声を荒げていた

俺は急いで駆け寄り、『あ…いや、ここ初めて来たから…』と言い訳をした


『ふーん。あいつはここら辺には滅多に来ないからな』

カシワギはそう言うと再び歩き始めた


あいつ………?
リーダーの事か…


『まぁ、ユウキ君はダイキの許可がないと好きな所にも行けないもんなぁ』

カシワギが鼻で笑って、俺をからかった

俺は少しムキになって早歩きでカシワギを追い越した


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