近未来少年少女


別に俺はリーダーの言いなりとかそんなんじゃない

リーダーはこの世界に居る時間が長いし、色々知ってる

だから俺達を危険な目に合わせないようにしてくれてるだけで……
…………………

俺はまた一人でブツブツ言っていた


つーか…………

『つーか…カシワギはリーダーの事を何でも知ってる感じで言うけど、二人はどうゆう関係なの?』


素朴な疑問…、リーダーとカシワギは会えば睨み合って誰も入れないようなそんな空気を作る


『あ?俺とあいつ?
うーん………どんな関係に見える?』

……だから分かんないから今聞いてんじゃん


『け、犬猿の仲みたいな…………………?』


俺が曖昧に答えるとカシワギは『じゃ、それでいいんじゃねーの?』とあっさり話しを流した


え?え?

全然答えになってないけど……


『まぁ一つ言える事は……』

カシワギが少し溜めて言った


『ひ、一つ言える事は………?』

……………………
…………


『俺があいつを嫌いなんじゃなくて、あいつが俺の事嫌いなんだよ』


それ以上カシワギは何も言わなかった

カシワギの意味深な言葉の裏には何かあるような気がして……

また一つ俺の中で謎になった



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