近未来少年少女
……すると俺に不思議な現象が起こった
『…………ッ』
ん………なんだ…?
『……に………あ…い…』
なんだよ?全然聞こえねーよ
『メ…グ……に……あいに……』
だからわかんねーって
……………
……………………
………………
『メグミに会いに行け』
ガバッ!!!!!
俺は勢いよくベッドから体を起こした
俺は寝ていたのか…?今のな、なんだ………
だんだん意識がなくなってきて、夢の中で俺は誰かと話しをしていた
“メグミに会いにいけ”
確かにそう言われた
誰に言われたのか、それが夢だったのかさえ分からない
メグミに会いにいけって…………
メグミって誰だよ……?
俺は時々、自分の頭の中で声がするような感覚が前からあった
ずっと気のせいだと思っていた
でも今回ははっきり聴こえた
だけど不思議とそれが誰なのか気にも止めなかった
そいつは俺の中に居るような気がして…自分の味方のような、そんな気がしてならなかった