近未来少年少女
“メグミ”
本当にこの人が………
あ、会えた…………!
とりあえず俺達は駄菓子屋から出た
『……で?これあんたの記憶な訳?』
外から店を見渡して再度確認をするメグミ
『あ…はい、たぶん…』
この世界が住人達の記憶で成り立つ事実を、当たり前かのように聞いてくる
俺は知ってるからいいけど……、知らない人だったら困惑するだろうな
『ふーん…』
メグミは腕を組み、案外薄い反応だった
『………あ、あの俺メグミって人に会え………』
俺は勇気を出して、信じてもらえなそうな夢の話しをしようとしたら……
………………………
『呼び捨て?』と全然違う所に目をつけられてしまった
『え、あ……メグミさん…』
俺は言葉を中断し、慌てて修正した
『よろしい♪』
満足そうな笑顔でその言葉だけが返ってきた
………なんかリーダーが言ってた事が今なら分かる気がする
まぁ、初対面の人にいきなり呼び捨てした俺も馬鹿だけどさ