近未来少年少女
きょ…兄弟みたいな関係だった…………?
ミノルとメグが?
俺は正直また嘘だと思っていた
だって見た目も性格も
正反対な二人
会って話してる姿さえ想像しにくい
まして兄弟みたいな関係だったなんて…………
また俺をからかってるのか………?
…………
するとメグが静かに口を開いた
『あんたの事……
全部ミノルから聞いたのよ』
『………ぜ、全部?』
『ユウキの存在、そしてあんたがミノルの事を忘れているっていう事実もね』
…………………
……
ミノルがメグに……?
『い、いつ………?』
俺は食らいつくように質問した
ミノルが全てを話した?
って事は俺が忘れてしまってる記憶もメグに話したって事か?
『一年三ヶ月前。
この世界であたしはミノルに出会った。その時にミノルからユウキの話しを聞いたの』
一年三ヶ月前…………
な…………
『な、なんて…………
ミノルは俺の事を何て言ってた!?』
俺はメグに勢いよく問い詰めた