近未来少年少女


ミノルが俺の事をメグに話した

その事実が本当なら俺の記憶……

ミノルとの忘れてしまっている記憶もメグは知っている

俺が知りたくて仕方がない事

俺とあいつの関係


『ねぇ何が……………
俺とミノルには何があるんだよ!?』

メグの言葉を待たず、俺はさらに問い続けた


ミノル以外に全てを知っている人物、メグミ


“メグミに会いにいけ”


そう言われた意味が俺は少しずつ分かり始めていた


これでメグに色々聞けば何か手掛かりが掴める

記憶も思い出すかもしれない…!


でもメグは俺のそんな高鳴る気持ちを打ち砕いた


『私からは何も言えない』

な…………

『なんでだよッ!!!』

思わず声を荒げてしまった

『ここで全てを話しても何も解決しないからよ』

メグは冷静で力強かった


解決しない……?

冷静なメグとは反対に俺の気持ちは熱くなるばかりで、こんなに………

こんなに近くに手掛かりがあるのに……


全てを知る事が出来るのに……………



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