近未来少年少女
“友達は作るものじゃなくて
いつの間にかなってるもの”
俺があいつに……?
『……そんな事言った記憶もないし何にも覚えてねーよ…』
俺は小さい声で言い、そのまま外に飛び出した
…………………
……
“メグミ”に会えば何かが変わるかもしれない
そう思っていた
そう思っていたのに…
結局何も分からないまま……
俺は何をどうすればいいんだろう
誰も手を差し伸べてくれない
誰も肝心な事は教えてくれない
俺一人ではこの世界は広すぎて
謎が多すぎて
自分の記憶一つ
思い出す事が出来ない
唯一の希望の光がなくなったみたいに、俺の中で絶望が広がった