近未来少年少女
メグも…メグも言いたいけど言えない
だけど俺に分かって欲しいと訴えていた
俺がゲンタを想って全てを言えないように
メグも俺を想って言えなかったんだ
それなのに俺はそれが許せなくて、メグに冷たくしてしまった
後でメグに謝りに行かなくちゃ………
でもその前に、やらなくきゃいけない事がある
…………………
……
俺は四番街のプレハブに戻った
リーダー凹んでるだろうな…
ゲンタが隠し続けていた気持ちを、俺がリーダーに言う訳にはいかない
言ったとしても、余計にリーダーを落ち込ませるだけだ
ガチャッ
ドアを開けると………ノリ、ユキ、アンナ、カオリはもう居なくてリーダーだけが部屋に居た
『リーダー…大丈夫?』
椅子に座っているリーダーの周りには重い空気が漂っていた
『うん』そう一言返ってきたけど……
相当沈んでるな……
まぁ、当たり前だよな
………………