近未来少年少女
………………………
………………
俺は長い時間カオリと話しをした
小さい頃の自分から今の自分まで
思い出せる全ての事を
しんみりではなく、楽しく
話し始めてもうどれくらいの時間が経っただろう?
『ごめん。俺の話しばっかり聞いてもらって…』
いつの間にか外は暗くなっていた、それぐらい夢中になっていた
『ううん!楽しかったよ』
カオリが笑っていた
それを見て俺も笑った
“俺の記憶”が“カオリの記憶”になった
カオリ……
俺がもし忘れてしまっても、お前が俺の代わりに覚えていて欲しい
そう願わずにはいられなかった
………………
……
………………………
………………
俺は長い時間カオリと話しをした
小さい頃の自分から今の自分まで
思い出せる全ての事をしんみりではなく、楽しく
話し始めてもうどれくらいの時間が経っただろう?
『ごめん。俺の話しばっかり聞いてもらって…』
いつの間にか外は暗くなっていた、それぐらい夢中になっていた
『ううん!楽しかったよ』
カオリが笑っていた
それを見て俺も笑った
“俺の記憶”が“カオリの記憶”になった
カオリ……
俺がもし忘れてしまっても、お前が俺の代わりに覚えていて欲しい
そう願わずにはいられなかった
………………
……
暫く時間が経って、時計を見ると20時を過ぎていた
つーか俺なんか忘れてない?大事な何かを…………
ガタンッ!!!
勢いよく座ってた椅子から立ち上がった
『ど、ど…どうしたの?』
カオリがびっくりした顔をしている
“夜迎えに行くから”
メグの顔が浮かんだ
そうだ……
俺メグと約束してたんだった、って一方的にされたんだけど……
迎えに行くからって…“どこに”とか“何時に”とか言ってくれないと分かんないし…