近未来少年少女

…………………
……………


看護婦さんは俺と少し喋った後、またキィィとを鳴らして公園を出て行った

キィィの音は公園の横にある小さな扉が開く音


俺が入って来た入り口とは別で、なんだか秘密の扉みたいに見えた

まぁ、それは秘密の扉ではなくて公園と病院の敷地を繋ぐ扉だった

その扉の向こう側は病院、
少し興味があったけどその好奇心を押さえた

勝手に入ったら怒られそうだし、それに病院の人の機嫌を悪くして、

“公園使用禁止令”なんて出されたら大変だ…

なんてくだらない事を妄想してし、今日は練習しないで家に帰る事にした


場所を見つけただけで今日は満足!今日からここが俺の練習場所だ

絶対誰にも見つかりませんように………!


そう思いながら、公園をウキウキ気分で出た


その様子を“誰か”が見ていたなんて知らずに

………………



< 368 / 599 >

この作品をシェア

pagetop