近未来少年少女

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この日から俺は週末になると、決まって公園に来るようになった

お母さんには友達と遊びに行くと嘘をついて……


別に嘘つく必要もないんだけど一様隣町だし、心配をかけたくなかった、って言っても……

お母さんは相変わらず俺に構ってる時間はないみたい

例え、隣町に行くと言っても心配されない事が怖くて言えなかったのかもしれない


心配かけたくないけど、心配されないのも嫌だ

こんな事考えたくないから、ひたすらサッカーを練習しまくっている

サッカーをやってる時は何も考えずに集中出来るから

公園に着くなり、ボールを蹴ってそれを自分で取りに行く

それの繰り返し

リフティングの練習もしてるけど、まだ2回以上続いた事がない

トーントーントーン…と公園にボールを蹴る音が響く
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暫く経って、少し疲れた俺は、ここに来る途中にある駄菓子屋で買ったジュースを飲んだ

すると妙な視線…………………くるっと振り返るが誰も居ない


視線を感じたのは病院の方からだった

………?気のせいかな

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