近未来少年少女
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雨はやっぱり夕立だったみたいで、すぐに雲から太陽が見え始めた
『おばちゃんまた来るからね』
『僕も来るよ』
そう言っておばちゃんに手を振りながら俺達は帰った
手には小さなビニール袋、もちろん中身は……
『おばちゃんオマケとか言ってまたお菓子くれたけど…駄菓子屋大丈夫かな?』
帰り道、俺は急に気になった
『大丈夫って?』
『潰れちゃったりしないかな……』
明らかに人気があるとは言えない駄菓子屋、お客さんだってあまり来ていないと思うし………
そう考えると不安になった
『僕達が毎週行けばきっと大丈夫だよ!』
ミノルがそんな俺の不安を取り払うように明るく言った
『そ、そうだよな!』
深く考えるのはやめ、俺は沈みかけていた気持ちを元に戻した
『うん、あ!後ね……僕いい事思い付いたんだ』
いい事………?
『なにそれ?』
ミノルはいつになく楽しそうで、いくら聞いても“秘密”しか言わなかった
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