近未来少年少女


『もしもし?』



ベッドに横になっていた体を起こし電話に出た


『もしもーし♪』


俺の心配をよそに電話の向こう側では甲高いカオリの声が響いていた


ずっと連絡がつかなかったくせに、カオリのテンションは異様に高かった


『学校来ないで何やってんだよ?
電話も出ないし』


『ごめんね!色々あってさ!それより…』


『つーかフクにも電話してやれよ!あいつかなり心配してたんだぞ』


カオリの話しを遮って俺は話しを続けた


とりあえず元気そうでよかった…


何かあったんじゃないかって心配してたけど、この様子じゃ大丈夫そうだ



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