近未来少年少女
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『暗くなってきたからもう帰るよ』
辺りはすっかり薄暗くなっていた
『そうだね、気を付けて』
ミノルに抱えられたボールを見て俺は言った
『明日も来るよ』
その言葉を聞いたミノルは目を丸くさせていた
『え…?明日も平日だよ?』
『なんだよ?週末じゃなきゃお前と遊んじゃいけないの?』
俺はわざとふてくされた素振りを見せた
『ううん……そうじゃなくて…』
『?』
『いつも早く週末にならないかな?って思ってるのに明日はすぐ来るから………なんか嬉しいな』
ミノル………
『そんな事言うと毎日来るぞ?』
俺は嬉しくなり、少しふざけてみた
『ほ、本当?』
ミノルの声が公園に響いた
『ぷ……あははは、ミノルがそんな大声出したの初めて見たよ』
『だ…だって……』
ミノルは恥ずかしかったらしく、うつ向いてしまった
『まぁ、とにかく明日また来るよ。約束』
『う、うん…!約束』
俺とミノルは固く指切りをした