近未来少年少女



そのまま疑いながらもМの後に
付いて行った


どのくらい歩いただろう…

けっこう歩いてきたよな?
つーか疲れてきたし…


『おい!いい加減に………』

俺が声を出すと同時にΜの足が止まった

『着いたよ』

え……?
つ、着いたって……………

俺はゆっくりと周りを見渡し、
目の前には大きな美術館があった


あ、あれ…美術館って事は………


俺はいつの間にか隣町まで
来てしまっていた


『着いたって……
ただの美術館じゃん』

そう言った後に、ある事に気付いた

Mと美術館……
確かあの時………


『行けば分かるよ』

そう言ってΜは美術館の敷居に足を踏み入れた


意味深な笑いを浮かべながら……



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