近未来少年少女



美術館の中に入ると言葉にならない程の重苦しい空気が漂っていた


洋風作りの建物


広い天井


高そうな置物


そして

数えきれない絵が
綺麗に壁に飾ってあった


まぁ…すごい絵なんだろうけど………


俺にはさっぱり分からない

そんな中Μはどんどん先に
進んでいく


『おいっ!待てよ!
どこ行くんだよ?』


俺は遅れを取らないように足早に駆け寄った


つーかこの美術館…………………


なんで誰も居ないんだ?


入り口からここまで誰1人と人の姿を見ていない

平日だからってこんなにガラガラな事ってあるのか?

これだけ大きな美術館だったら普通、従業員とか警備員とか居るんじゃないのかな?

……………………
…………


長い長い真っ直ぐな廊下をただ真っ直ぐに突き進んで行った


右を見ても絵


左を見ても絵


なんだろ…この感じ


息が詰まりそうだ



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