近未来少年少女


……………………

………………

ブーブーブー…

枕元でうるさくバイブする携帯

ブーブーブー………………………


ん……………

俺は重たい体を起こして、携帯の目覚ましアラームを切った


眠い…………眠すぎる……………


俺の瞼は閉じたり開いたり……

閉じたり……開いたり…………

閉じたり…………………………


ガラッ!!!!!!
勢い良く開いた部屋のドアに俺は飛び上がった


『ユウキ、8時よ!カオリちゃん外で待たすんじゃないの』


おふくろが呆れた顔でため息をついている

カオリ…………?

俺はシャァ……とベッドの横のカーテンを開けた


太陽の光で目が眩む

窓の外を見ると、カオリが腕を組んでイライラしていた


やべ……………

ドタドタドドタ!!!!!
俺は急いで制服に着替え、朝ごはんも食べずに外に飛び出した


『遅い!!遅刻しちゃうよ』

『ごめん…ごめん……!』



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