近未来少年少女
“登録管理所”
まぁ、簡単に言えば市役所みたいなもの
ここの住人になる為には色々手続きがあるらしい
『手続きってなにするの?』
『ただ登録ナンバーを記入するだけ。後はあっちで色々やってくれるから』
『登録ナンバー…?』
『うん!ほら!
“ENTER”押した後
【FREE CHIRDREN】からメール来たでしょ?
その時ナンバー書いてなかった?』
……………………
……………
俺は携帯を出してメール受信BOXを開いた
カチッ…カチッ…
ナンバー【087】
そう書いてあった
暫く歩いて、登録管理所に着いた
灰色の建物でけっこう立派な外見をしていた
中に入ると正面には受付があって
たくさんの椅子
でもおかしいのは誰も人が居ない事
受付の人までも
それでどうやって登録を……?
『ユウキこっち!』
カオリが手招きをし、指差す方には一台の機械
カオリが機械のスピーカーに
話しかけた
『すいませーん!
新しい登録者です』
そう言うと小さいスピーカーから機械の声が
〔ナンバーヲドウゾ〕
しゃ、喋った!
『ユウキ!ナンバーは?』
『あっ087です』
スピーカー向かって言った
するとすぐに
〔ナンバー087ノユウキサマデヨロシイデスカ?〕
と答えが返ってきた
『え、あっ、はい』
………………………
………………
………
〔トウロクカンリョウシマシタ〕
その後、機械の下から一枚の紙が出てきた