近未来少年少女
俺達は四番街を抜けて…次は五番街………
……………
そして六番街に出た
六番街は電気、機械の街
そのせいか五番街より明かりが眩しくて目がチカチカした
六番街を歩いていると人とすれ違った
カオリが言ってた通り、みんな夜に活動し始めるんだな
俺は目的地も知らされず、
景色を見ながらみんなの後に付いて行った
先頭は慣れた足取りで歩くゲンタ
次は女子三人
カオリ、ユキ、アンナ
その後ろをノリが歩いて
そして…………
『どうだ?昼間とは全然違うだろ?』
俺の横でリーダーが言った
『うん、これからどこに行くの?』
『七番街、もうすぐだよ』
七番街…は確か……
ゲームや本、遊楽の店
俺は周りのイルミネーションと街の雰囲気で少しわくわくしていた
するとリーダーが小さな声で
『Μって奴の事誰にも言うなよ』と耳打ちをした
…………?
なんで今あいつの名前を…
『それと…』
『………?』
『カシワギって奴には気を付けろ』