近未来少年少女



なんだこいつ…


男の特徴は、いかにもワルという顔つきで、

髪色は赤髪

襟足だけ黒のメッシュが入っていた


右耳にでかいゲージのピアスをしていて、身長はリーダーと同じくらい


そして…


『ちょっと顔貸してくれないかなぁ?』


上から目線で態度がでかい

なんか………ムカつくな…

『ねぇ?ユウキ君?』


俺を無理矢理誘導するように、男は俺の肩に手を回してきた

……その時


『やめろ!』


その声と同時に男の手が振り払われた


リーダーだ


『チッ』


男はリーダーを睨み付けて、舌打ちをした


『そいつは俺の仲間だ、
ちょっかい出すんじゃねぇ』


見た事のないリーダーの形相


『へぇ……
今日入ってきたルーキーを早速仲間にしてるとは行動が早いねぇ』


『ここはお前の縄張りじゃねーだろ。さっさと消えろ』


………………
2人は異様な雰囲気で睨み合っている


『まっそんな怒るなよダイキ君、
俺はただ新入りに挨拶しに来ただけだから』


男は再び俺の肩に手を置いて


『新入り覚えとけ、
この世界に来たら真っ先に俺に挨拶に来るのがルールなんだよ』


そう言ってその場を離れて行った



俺はあまりに突然の事で何も言い返せなかった


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