続*俺様王子とキケンな契約!?
「あのね、お父さん。お母さん……」
聖が言ってくれたんだから。
あたしもちゃんと自分の口から言わなきゃ。
あたしはお父さんとお母さんに今までのことを全て話した。
天井が崩れ落ちてきたことから工事のこと、そして同居することになったこと。
そして、今同棲していることも。
「ひ、…神矢くんがいてくれたからあたしはここまでやってこれたと思ってる。同居のこと黙ってたのはごめんなさい。だけどお願いします。神矢くんとのこと許してください。」
あたしも必死になって頭を下げた。
こんなに好きなんだもん。
もう片時だって離れたくない。
二人して頭を下げるとお母さんがふふっと笑った。
「ヤダ〜私たちは反対してるわけじゃないわよ。ね、お父さん?」
顔をあげると幸せそうに微笑むお母さんとどこか複雑そうだけど照れた様子のお父さんがいた。