続*俺様王子とキケンな契約!?
「ホームステイだよ、ホームステイ。つーことで少しの間お世話になりまーす!」
ホームステイ!?
なぜ?
「暫く日本にいるが、来週にはまた帰る。芽衣、何かあれば聖くんを頼りなさい」
お父さんはそう言って、キャリーケースを持ちリビングを出て行った。
このままじゃダメだよ。
あたしはお父さんを追いかけ部屋を出た。
追いついたときにはエレベーターが閉まる瞬間だった。
「お父さんっ!」
必死で叫ぶと、エレベーターのドアがもう一度開いた。
「……お父さん、色々黙っててごめんなさい。同居のこと…本当は言わなきゃいけないと思ってた。でも言ったら……」
「ああ、一緒にこっちに来いと言っていただろうな。」
顔をあげると、少し呆れたように笑ったお父さんがいた。