続*俺様王子とキケンな契約!?
◇同居と同棲の違い
「ただいま〜」
真っ暗な部屋に電気をつけて部屋に入る。
誰も待っていない部屋ってこんなにさみしいんだ。
神矢くん、もう部屋にいるのかな……
不意に、天井を見上げた。
いつもすぐそばにいたのに。
どうしてこんなに遠く感じるの……
ドサっとソファーに寝転がったとき、玄関の方から音がして
そして、リビングの扉が開いた。
「神矢くんっ……!」
そこには、今帰ってきたと思われる神矢くんが鞄やら袋を持っていた。
パッと起き上がるあたしを見て神矢くんは笑う。
「ご主人が帰ってきて喜んでる子犬みてぇだな、お前」
なんて、神矢くんはあたしの髪をわしゃわしゃと撫でてきた。