続*俺様王子とキケンな契約!?



「…ちょっ、ま、まって!わ、渉いるんだよ?もうこういうことしないって」


渉がいるのに、こんなところ見られたらもう目を合わすどころか喋れないよ!



「……しない、なんて言ってねぇし。つーかアイツ風呂だろ」



そう言ってまた顔を近づけてくる。



「だ、ダメだよっ!渉に見られたら…んっ」


言い終わる前に塞がれた口。

乱暴な舌が唇を割り侵入してくる。


かき乱すようにして絡み合う二つの唇。

苦しくて、抵抗したいのにだんだんと甘くなっていく口づけに気持ちよくて自分じゃない声が漏れる。



「声、出すなよ。アイツに聞こえてもいいの?」



イジワルに笑う顔が潤んだ瞳にボヤけて見える。

でも、言い返す余裕なんてなくて睨み返していると…



「…それ、逆効果」



そう言ってあたしを軽々と抱き上げた。





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