続*俺様王子とキケンな契約!?
◇ハプニングは突然に
「では、来月に控えた体育祭の出場種目選択をしてもらいます。」
6限目、来月に迫った体育祭の出場種目をそれぞれ決めることに。
新しいクラスになって約一ヶ月。
ようやく新しい聖と渉との生活なれてきた?頃だ。
また秘密の生活か〜。
渉とも一緒に暮らしてるだなんて誰にも言えないよ…
窓の外を眺めていると、視線を感じて目を向けた。
一番後ろの席に座っている聖と目が合うと彼はフッと笑う。
その笑顔にこの間のことを思い出し咄嗟に俯いた。
何なの、もう!
思い出せば思い出すほど顔がだんだんと熱くなってしまう。
あたしは何とか誤魔化すために机にうつ伏せになった。
"芽衣、おいで"
目をつぶっても浮かぶのは艶っぽい表情をした聖で。
低い声でそっと囁く聖の声を思い出していた。