続*俺様王子とキケンな契約!?
それは先日のこと。
「ね、寝る…ってあの…」
ベッドに降ろされたあたしは恐る恐る聖に尋ねた。
「お前がこの前一緒に寝ろって言ったんだろ」
た、確かに言ったけども!
あのときは何だかのぼせていたと言いますか…
「わ、渉いるんだし見られたら大変だよ!また今度で…」
「鍵、閉めたし。別に見られてもよくね?つーか、見せつけてやる」
なっ、見せつけてやるって…
そういえばさっき鍵が閉まる音がしていたような。
「でも!やっぱり渉に…っ」
言葉を続けようとすると、いきなりベッドに押し倒される。
あたしの腕を掴んで覆いかぶさる聖。
その瞳は冷たくて表情がないように見えた。
「渉、渉ってオレの前で他の男の名前言ってんじゃねぇよ」
低い声が耳元から聞こえて、身体が震えた。