続*俺様王子とキケンな契約!?
「それともワザと?口塞いで欲しいわけ?」
間近に迫る端正な顔はとてもイジワル。
耳にかかる息がくすぐったくて、肩をすくめた。
「そうだったな。芽衣ちゃんは直接カラダに躾しねぇとわかんないもんな?」
し、躾!?
イジワルな顔をして迫ってくる聖にあたしは慌てて押し返す。
「ちょ、待って!わかった!わかったから離れて!」
「わかった?大人しく躾される気になったか」
見下ろす聖はフッと笑う。
「違うよ!そういう意味じゃ…」
ああ、もうダメだ。
今何言っても流されるだけだ。
身体の力が抜け、ぐったりしていると聖はいきなり着ていたTシャツを脱ぎだした。