続*俺様王子とキケンな契約!?




それから選手宣誓を終え、学園長挨拶、準備運動……と続き

体育祭がスタートした。


棒倒しは午後か…

つーことは午前は何もねぇし、保健室で仮眠でもするか。


生徒はそれぞれクラスのテントに戻って行くのにオレは一人校舎に向かって歩き出した。



「聖ぃ〜!どこいくの〜!」


「待ってよ〜ねぇ〜一緒に写真撮って〜」


校舎に向かう途中大勢の女がやってきて周りを囲まれる。



「うぜぇ、着いてくんな。今から仮眠すんの」



適当にあしらって言うと、一人の女が腕を絡めてきた。


「え〜じゃあ、あたしも一緒に仮眠する〜その後疲れて動けなくて体育祭出れなくなるかもね?」


何言ってんだコイツ……

頭大丈夫か?



女たちを無視して歩くと目の前に少し小柄な男が立ち塞がった。


何だこのチビ……



「キャー、俊くんだ〜可愛い〜」



「俊太く〜ん」



俊くん?誰だよそれ。



俊くんと言うのは目の前のガキらしく女たちはそいつの周りに固まった。




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