続*俺様王子とキケンな契約!?



「……え?どうって…疲れた、とか?」



直感的に答えると渉は吹き出すように笑った。



「ブッ、相変わらず期待を裏切らねぇ答えだな。お前がオレのこと何でも分かってんなら今までこんな苦労しねぇし、バカ」



「ば、バカってそんな…苦労って何!?そんなに苦労かけてたっけ?」


思い返して見てもあまりパッとしない。



「バーカ、それだよそれ。鈍感つーか、ただ単にバカ。そりゃ、アイツも手こずるわけだな」



渉はそう言って水道の方まで行ってしまった。


な、何だったんだいったい…




それからどんどん競技を終え最後のリレーに。



「団対抗リレーに出場する生徒は入場門にお集まりください。繰り返します…」



アナウンスが鳴りあたしは震える足で入場門まで歩いた。



「芽衣〜!頑張るわよ!目指せA縦優勝!」


意気込む理沙の隣であたしは青ざめていた。


理沙がリレーに出ないんなら代わってもらおうと思ってたのに〜!




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