続*俺様王子とキケンな契約!?
「補欠の人と代わってもらえたり…」
「出来るわけない!それに、アンカーは神矢よ!その神矢にバトンを渡すのは芽衣!これ以上他にうってつけの人なんていないでしょ!」
アンカーは聖。
万が一遅くて抜かれたとしても聖が何とかしてくれる。
「うん!あたし頑張るよ!絶対優勝しよ!」
理沙と二人で意気込んでいたとき、いきなりあたしの目の前を走った一人の女子があたしの足を思い切り踏んだ。
「っ、…」
あまりにもの痛さに声が出ずあたしは地面に疼くまる。
「やだ〜ごめんなさい〜大丈夫〜?」
「それスパイクじゃん〜ハハッアンタやりすぎ〜」
顔を上げると二人の女子があたしを見下げて笑っている。
「っ、ふざけんじゃないわよ!」
理沙は頭に血が上ったみたいでスパイクを履いた女子に掴みかかっていた。