続*俺様王子とキケンな契約!?



「芽衣っ、靴に血が…!」



理沙の声に自分の足元を見てみると靴に血が滲んでいた。



「保健室行こ!これじゃ無理だよ危ない!すいません!誰かせんせー!!」



理沙はあたしの腕を肩に回しそう叫ぶ。



「理沙っ、大丈夫だから!あたし走るよ」



驚く理沙を他所に、あたしは強く靴紐を結び直した。


痛いなんて言ってられない。



聖にバトンを渡すのはあたししかいないんだから。



あたしの覚悟に理沙は何とか納得してくれたみたいであたしたちは入場した。



100m走りきれば聖が待ってる。


何が何でも走り切る!



ピストルの音がして最後の競技、リレーが始まった。


最後の競技だけあって応援も物凄い。


理沙は持ち前の運動能力でぐんぐんとごぼう抜きしていく。




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