続*俺様王子とキケンな契約!?
【芽衣side】
カーテンから明るい朝の光が射し込む。
冬の朝は物凄く寒く、毛布は到底手放せない。
でも、起きなきゃ……
あたしは布団をたぐり寄せ、寝返りを打つと
まだスヤスヤと寝息を立てて目をつぶる
綺麗な彼の顔がすぐ隣に。
そんな無防備な姿にドキドキ、と胸が高鳴る。
「……かわいい」
なんて、無意識に呟いて
そっと髪を撫でる。
すると、そのとき
その手は強い力によってキュッと掴まれた。
「……神矢、くん…?」
もしかして起きてたの?
だけど、隣の神矢くんはトロンとした目をしている。