続*俺様王子とキケンな契約!?
その手が優しくて心地よくて胸が弾む。
「あたし、自信持つよ。だって聖の彼女はあたしだもん」
何言われたってあたしのそばに聖がいる。
怖いものなんてないよ。
目を見つめて言うと聖はフッと笑った。
「ああ、オレの女は芽衣、お前だけだ」
いつもより優しい声にドキドキして…
思わずにやけてしまう。
「フォークダンスもうすぐ始まるね!そろそろ行こっか」
緩む頬を何とか抑えベッドから降りようとしたとき、聖はあたしの隣に腰掛け顔を近づけてきた。
「ちょっ、な…っ」
唇が触れ合うまで数センチというところまで近づけて止める。
「芽衣ちゃん、オレに隠してることあんだろ」
そう不敵に笑った端正な顔が間近に迫りあたしの心臓は早鐘を打つ。