続*俺様王子とキケンな契約!?
「ちょっ、ま、まって」
慌てて起き上がろうとしても腕を掴まれ抵抗出来ない。
「アイツに何にもされてねぇよな…」
聖はあたしの頬に手を置き、その手を下に滑らすように肩のラインをなぞった。
思わずビクッと反応してしまう。
「や、やめ…」
「そんな顔して、煽ってんのは誰だよ」
色っぽい表情に見惚れているといきなりキスが落ちてくる。
聖は掴んでいた腕を離し、あたしと手と手を絡めるように繋いできた。
何かを探るようなキスは次第に深くなっていく。
「ん…や、学校…だか、ら」
保健室でこんなことはいけない気がして顔逸らし抵抗すると聖は怪訝そうな顔をした。
「……オレだってちゃんと見たわけでもねぇのに」
ムスッとして拗ねたように言った聖は何だか子供みたいで可愛い。