続*俺様王子とキケンな契約!?
聖はあたしをお姫様抱っこしたまま
寝室に入り、ゆっくりとあたしをベッドに降ろした。
「え、あ…あの…」
いきなりのことで頭が追いつかないでいると
聖はイジワルな表情になる。
「まさか、このオレがこのまま寝かせると思った?」
「…っ!」
隣に座ったと思ったら、聖はいきなり唇を盗むようにキスしてきた。
「そういえば、渉、今日は帰って来ないんだったな…?」
「……っ、ちょ、」
耳やうなじに触れる熱。
熱を持った唇が触れふたび、あたしの身体も熱を帯びていく。
「芽衣……朝まで一緒に、いる?」
掠れた低い声で甘く囁く。
あたしはこの声に滅相弱い。
さらには、今朝のことを思い出し真っ赤になる。
あたしも…一緒にいたい…なんて言っちゃったんだっけ!?
「……芽衣、こっちおいで」
先にベッドに寝転がった聖が隣をポンポンと叩いてあたしを呼ぶ。
あたしは躊躇しながらも聖の隣にいく。