続*俺様王子とキケンな契約!?
ガッチガチに固まったあたしを見て
聖はフッと笑う。
「何固まってんの?岩みてぇなってんぞ」
「だ、だって…あ、あたし、」
何をどうしたらいいのかよくわからないし、上手くできるかなんて……
「何、今日こそ喰われると思った?」
「……へっ!?」
ち、違うの…!?
「バーカ、心配すんな。今はまだ何もしない。でも」
「……でも?」
そっとあたしの頬に手を当てて妖艶な笑みをあたしに向けた。
「次は、ちゃんと覚悟しとけよ?……奥さん」
チュッと、触れるようなキスをして
彼はイタズラに笑った。
奥さん……
そう遠くない未来…
あたしの隣にいるのは絶対に彼だけ。
それ以外考えられないよ。
この先ずっと────。